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大雨キキクルの使い方(新しい防災気象情報)

  • weather-info
  • 6月2日
  • 読了時間: 5分

更新日:7月17日


災害発生の危険度の高まりを地図上で確認できる、気象庁のサービス「キキクル」。防災気象情報の改善に伴い、新たに「大雨キキクル」の運用が開始されました。


本記事では、新しくなるキキクルの概要や使い方、そして大雨から身を守るために役立つツールを解説します。


1. キキクルに「大雨キキクル」が仲間入り
2. 新しく運用が始まった「大雨キキクル」とは?
3. これまでの3つのキキクルとの違いは?
4. 大雨キキクルの活用方法
5. 大雨のときに役立つツール

1. キキクルに「大雨キキクル」が仲間入り

令和8年5月下旬から、気象庁が発表する「防災気象情報」が新しくなりました。今回のアップデートにともない、災害危険度を地図上で確認できるキキクルに、新しく「大雨キキクル」が登場しました。


この記事では新しく加わった「大雨キキクル」がどのようなものか詳しくご紹介します。


キキクルの変更



2. 新しく運用が始まった「大雨キキクル」とは?

新たに登場した「大雨キキクル」は、河川の氾濫の危険度である「洪水キキクル」と、浸水害の危険度である「浸水キキクル」の2つを重ね合わせてひとつの地図上に表示したものです。


大雨に関する様々な情報が発表されますが、「大雨キキクル」では今どこで大雨による災害リスクが高まっているのかを一目で確認することができます




3. これまでの3つのキキクルとの違いは?

これまでのキキクルは、災害の種類ごとに「土砂キキクル」「浸水キキクル」「洪水キキクル」の3つに分かれていました。


これらは災害の種類ごとに、詳しい情報を閲覧できるページです。大雨に起因してどの災害のリスクが高まっているのかを詳しく知りたい場合は、従来の「浸水キキクル」「洪水キキクル」の利用が有用です。


  • 水害リスクの高まりを簡単に確認するなら「大雨キキクル」

  • どんな種類の水害が発生するのかを確認するなら「浸水キキクル」「洪水キキクル」


という、使い分けができるようになりました。


▼従来の3つのキキクルの解説はこちら

※令和5年2月から洪水キキクルと水害リスクラインが統合されています。(気象庁|詳細ページ↗



4. 大雨キキクルの活用方法

大雨キキクルはWeb上に公開されており、サイトにアクセスするだけで利用できます。水害の危険度が地図上で5段階の色に分かれて表示されます。そのため、地域や広い範囲の大雨による災害リスクを一目で知ることに適しています。大雨が降っているときや降りそうなときに、スマートフォンなどで大雨キキクルを確認すれば、近くの危険度がリアルタイムに分かります。



なお、画面上のボタンを切り替えることで、従来の「洪水キキクル」と「浸水キキクル」も別々に見ることもできます。



5. 大雨のときに役立つツール

大雨の被害から身を守るためには、「事前の準備」、「今の状況のチェック」、「これからの行動を決める」の3ステップが大切です。



▶Step1 事前の備え

台風や大雨が近づいているときは、数日前から「どれくらい危険になりそうか」を予想しておくことが大切です。気象庁の以下の情報が参考になります。


  • 早期注意情報

    5日先までに警報が出るような天気になる可能性を「高」と「中」の2段階で示しています。

    気象庁|早期注意情報(警報級の可能性)について↗



▶Step2 リアルタイム情報(水害リスク増大中)

実際に雨が激しくなってきたら、リアルタイムの情報を確認しましょう。河川カメラのライブ映像や水位グラフなどもWeb上から簡単に閲覧できます。


  • 川の防災情報

    近くの川の水面の高さのグラフや、設置されたライブカメラの映像から、ピンポイントに川の様子を知ることができます。


  • 大雨キキクル(洪水キキクル・浸水キキクル)

    今まさに、自分のいる場所の浸水と洪水による危険度がどの程度か確認できます。


▶Step3 避難の意思決定(水害発生の直前)

危険が高まってきたら、「避難の準備を始める」「実際に安全な場所へ逃げる」といった具体的な行動をとる必要があります。自治体からの避難指示などが発令されたら、速やかに近くの避難所などへ移動しましょう。


  • 新たな防災気象情報(令和8年5月下旬~): 警戒レベル

    気象庁は危険度に合わせて5段階の「警戒レベル」を発表します。どの災害であっても、「警戒レベル4(避難指示)」までに全員が安全な場所への避難を終えるようにしてください。



▶もう一歩先をピンポイントに予測するには?

工場や建設現場などのビジネスシーンでは、水害リスクの定量的な把握や、より未来のリスク評価が重要になるかもしれません。公共情報だけではカバーできない部分は、有償の民間システムの導入も効果的です。


  • リアルタイム洪水予測システム「RiverCast

    将来の河川水位を確率的に予測するクラウドシステムです。「あと数時間後に川の水位はどうなるか」をして予測し、定量的な指標に基づく合理的な行動を起こすために役立つのが、リアルタイム洪水予測システム「RiverCast」です。





大雨時には、まず大雨キキクルなどの公的ツールで広域な現状確認を行うことが大切です。目的や場面に合わせて上手にツールを使いこなし、的確な防災行動にお役立てください。


繰り返しになりますが、自治体から避難指示などが発令された際には速やかに避難行動をとる必要があるのでご注意ください。

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