


リアルタイム洪水予測システム「RiverCast」は、東京大学との社会連携研究部門において共同開発した力学系理論を元に、河川水位をリアルタイムに15時間先まで予測するシステムです。
リアルタイム洪水予測システム
「RiverCast」
近年、豪雨に伴う急激な川の増水により、各地で洪水被害が発生しています。弊社は最先端の数理工学を活用し、水位と雨量データのみからリアルタイムに河川水位を予測するシステム「RiverCast」を開発しました。本システムにより、早期の避難判断や河川周辺の施設・工事現場でのオペレーションを支援します。
Features
RiverCast が選ばれる5つの理由
特徴
01
スピーディーに導入可能
過去データ学習に必要なのは、予測地点での水位と雨量データのみ。流量や河川形状、地形・地質データは不要です。対象地点の水位さえあれば、弊社で用意する雨量データと合わせて短期間で高精度の予測モデルを作成します。大河川だけでなく中小河川への適用も可能です。

特徴
02
最先端の数理工学技術による高精度な水位予測
最先端のカオス時系列解析により、少数の学習データでも高精度に水位の予測ができ、未経験の洪水規模の予測も可能です。ニューラル・ネットワークを始めとしたブラックボックス的な手法では、未経験の洪水規模で予測が不安定になる場合があります。弊社の手法では、過去洪水との乖離幅を直接計算できるため、安定した予測が得られます。加えて、水位上昇時のデータ蓄積により、予測性能が向上します。新たに予測モデルを作り直さずとも、精度の向上を図ることができます。
事例: 九州北部豪雨(筑後川水系 花月川)
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未経験の出水規模にも関わらず、観測された水位変動を良好に予測
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当該地点に関しては同等の予測結果が6洪水程度のデータで得られる事を確認


水位予測は天気予報の誤差(不確実性)の影響を強く受けます。RiverCastでは雨量の誤差を考慮した確率的な水位予測が可能です。台風の予報円や降水確率のように、予測の確からしさ(信頼区間, 基準水位超過確率)を表示できるシステムを提供することで、意思決定を支援いたします。
特徴
03
天気予報の誤差を考慮した確率的な評価が可能

複数の基準水位を任意の値・名前で設定できます
※アンサンブル計算のイメージ図です。システム上では複数の予測結果の中央値と信頼区間を表示します。
Webで "いつでも どこでも" 閲覧可能
特徴
04
クラウドサービスのため、PC・スマートフォンより簡単に閲覧できます。弊社が独自にサーバーをご用意しているため、災害発生時等のアクセス集中の影響を受けずにご覧いただけます。

※WebAPIを用いた既存システムへの組み込みも可能です。お気軽にご相談ください。
情報を逃さない、安心のメール配信サービス
特徴
05
定期通知メール、アラート通知メール機能をご利用いただけます。365日24時間いつでも、ご指定のタイミング及び、水位の上昇が予測されたときにメールでお知らせすることが可能です。

類似サービスと費用を比較
圧倒的な低コストで高精度な水位予測システムをご提供

* 当社調べ(1地点当たりの費用を計算)
** 利用年分割プランのご利用も可能
通常プラン:初期導入費用 + 年間利用料にてシステムをご利用可能
初期導入費用と年間利用料の支払いの配分を変えるプランもご利用可能(複数年契約の場合)
公的情報と機能を比較
ピンポイントかつ確率的な予測情報で意思決定を後押し

気象庁が提供する防災情報(危険度分布)とは?
表面雨量指数は浸水害のリスクを、流域雨量指数は洪水害のリスクを示します。危険度分布は、「メッシュ単位」で雨量と大まかな地形情報を元にしたおおよその「指標」です。RiverCastが示す情報とは、予測の精度と解像度が大きく異なります。
水位予測ソリューションにご興味をお持ちの方
構造計画研究所では、数理工学を活用した水位予測のシステム開発を支援します。お客様が既に展開されているシステムソリューションへの組み込みのご相談も受け付けております。ご興味をお持ちの方は、以下のフォームよりお問い合わせください。
※貴社、貴組織内での意思決定支援ツールとして導入いただくことが可能です。
(当社から予測情報そのものを提供するものではありません。)
※貴社、貴組織内での業務のために利用いただくためのものであり、第三者に提供することはできません。
第7回「震災対策技術展」大阪(2020年10月14日~15日)での講演資料を無料公開しております。
システム概要、事例等にご興味のある方は資料ダウンロードよりご覧ください。